サブタイトルつきだと
「ここがおかしい 日本人の英文法」という3部作です。
当初は、あやしげなタイトルだなあと思いました。
しかし、某所で絶賛されていたので読んでみると、内容は意外にも硬派で、しかもわかりやすい本でした。
辞書だけでは理解しにくい、表現のもつニュアンスをきっちり説明してくれます。
たとえば、
"this one is as good as that one" は、「コレはアレは同じくらいいい」ではなくて、
「アレはよかったけど、コレもそれに劣らずいい」という意味になる
"this one is no better than that one" は、これはアレと同じかそれより悪い」ではなく、
「アレもよくなかったけど、コレだってアレよりましってことはない」という意味になる
そういうことが、この本を読んだらよくわかりました。
(上に挙げた文は、例文も説明も本のものとは違います。実際の説明は読んでみてください。)
3冊ありますが内容は全部違うので、全部読んでみる価値があります。
3巻とも訳者がバラバラなのがちょっと不思議ですが。
ぜひ4冊目も出て欲しいものです。
2005年読了、2006年1月記
|